なんで前菜には三種盛りが多いのか?。
料理の前菜というと、フランス料理や中華料理を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、和食の懐石料理でも、最初に前菜がだされます。
この和の前菜、俗に三種といって、ひと口程度の量のものを三種類、細長い皿に散らし盛りにすることが多い。
三種盛りにするのは、戦国時代の出陣式などで、重要な儀式だった式三献の祝い肴の影響といいます。
式三献では、出席者全員が順番に、小の盃から中盃、大盃と、酒のまわし飲みをした。
そして、ひとつの盃が一周することに、祝いの肴をつまむ。
盃は、小、中、大と三回まわるから、祝い肴も三種類必要だったのです。
通常、この式三献を終えてから、宴席に移った。
すでに式三献の風習はすたれたが、祝いの肴の形式は前菜に残った。
その伝統の影響で、和の前菜は三種類なのです。